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育毛や白髪と酵素の関係

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カラフルウーマン

人は体内酵素を自分でつくるのですが、生涯の容量が決まっているといいます。
酵素があるがために、細胞が動き活動できるのですが、髪の毛にも重要な役割を持っています。

 

酵素の役割~体は栄養だけでは動かない

酵素がないと、体は造れない・・・生きることは酵素を活用していることです。

体が必要とする酵素

私たちの体は毎日新陳代謝していますね。
遺伝子
それにはエネルギーを得て、不必要なものを排出していく「同化、異化作用」があります。
おおまかにいうと、異化は物質を分解してエネルギーを取り出す作業。同化は器官や組織を組み立てることです。
この「異化、同化作用」のときに、取り入れる栄養を化学反応を起こして作業してくれるのが、「酵素」なのです。
これらの化学反応は「触媒」の働きがなければ成立しません。
その「触媒」となるのが、「酵素」です。

エネルギーを出せるカラダになる

「酵素」が十分に体内にあると、このエネルギー交換がスムーズに行えます。
「酵素」がからだを動かし生活することにとって、とても必要だということです。
エネルギーを出せる体とは
sheep
人間を家に例えるなら、栄養素は家の資材です。この資材(食物などの素材)をちゃんと組み立てなければ家は建ちませんよね。
酵素はこれらの素材をもとに解体や組み合わせを行う「建築作業員」です。
細かい個所まで作り上げ、傷めば修復もします。
酵素は体内で化学反応、生物化学的な力としても働くのです。

酵素の中身は何で出来てるか

酵素の中身はタンパク質と言われていますが、少し違うようです。

たしかに、酵素は21種類のアミノ酸からできているタンパク質に取り囲まれていますが、それはあくまで外殻。そのタンパク質の「殻」の中で酵素は独自の働きをしているのです。
生命体には、4種類の塩基からなる「DNA(遺伝子)」があり、塩基の並びからアミノ酸も構成されます。このことから、アミノ酸(タンパク質)の外殻を持つ酵素は、DNAによって作られ、DNAの構造上に存在する、と考えられています。
酵素がほかのたんぱく質と違うのは、酵素には活性の中心と呼ばれる「穴」があり、そこにほかの物質をとらえ、分解や合成などの化学反応をすばやく起こさせる不思議な力があることです。この働きがさきほど説明した「触媒」作用です。中略
このように酵素はある条件のもとで、活性したり不活性になったりするので、単なる触媒ではありません。
定義をするならば、「たんぱく質という外殻に包まれた触媒的働きをする生命体」ということです。

酵素の謎 鶴見隆史 著

鶴見先生は酵素栄養学の第一人者として活躍されています。

酵素の不思議な働き

酵素が作られる時間帯は、睡眠中だということです。寝ている間に作られてバッテリーチャージされているのですね。そして一人の人間の細胞をつくるために1万3000種類もの酵素が使われています。
酵素の働きは不思議で、入ってきた食物の種類に応じて、その時にふさわしい消化酵素を選択し、必要な量を分泌するそうです。
そして、その酵素の活性化部分に特定の基質が入りはまります。これが先ほどの酵素の「穴」で、まさにカギと鍵穴の関係です。
酵素は何種類もの化学反応をかけもちすることができず、ひとつの触媒として働ける化学反応は、通常1つです。

酵素の種類

体内での酵素の働きには二つあり、「消化酵素」と「代謝酵素」になり「体内酵素」と呼ばれます。(「潜在酵素」と呼ぶこともあるそうです)
酵素にはもう一つ、命あるすべてのものから取り入れる酵素が「食物酵素」、すなわち 「体外酵素」があります。

酵素にも寿命がある

そんな活躍してくれる酵素ですが、寿命すなわち「耐用期間」があるそうです。酵素が死ぬのは、基質をくっつけたり離したりして、鍵穴がつぶれ、仕事が出来なくなった時です。
短いもので数時間、長くても数十日で消滅すると考えられているそうです。

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白髪と酵素の関係

では、髪の毛と酵素との関係はどうなのでしょうか。

黒髪から白髪へ

酵素は生命保持に重要なところを中心に作業しますが、毛髪へはまず最初にはいきません。
メラニン色素にするのはチロシナーゼという酵素ですが、年齢を重ねたりして「潜在酵素」が減少したら、チロシナーゼは活性されなくなります。他の身体の重要な場所に回されます。
そしてできてくるのが、白髪です。

育毛するための酵素とは

髪の毛に酵素が周り栄養がいきわたって育毛していくためにはどうすればいいでしょうか。

ビタミンとミネラルと酵素と

酵素の働きをサポートする「補因子(ほいんし)」には、補酵素と補助因子があります。
ビタミンは補酵素となり、コエンザイム(coenzyme)と呼ばれます。
ミネラルは補助因子(補欠分子族)です。
また酵素はタンパク質によって構成されていますが、その種類はタンパク質だけでできているもの「単純酵素」・・・ペプシン、アミラーゼなど。
配合族(タンパク質でない部分)との複合でできている「複合酵素」・・・酵素の大部分を占めている「ホロ酵素」と呼ばれるものの2種類があります。
ホロ酵素は、ミネラル、ビタミンの存在なしには活性化しません。

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代謝量が左右する育毛

人の体は一定の分量を消化と代謝作業に振り分けていますが、消化の占める割合が小さいことが健康な状態です。大半を消化で絞めてしまうと、代謝酵素が少なくなり行きわたる栄養が届かなくもなります。
白髪でも、チロシナーゼという酵素は後回しでした。
身体の代謝のバランスを消化より代謝作業に向けることで、髪の毛にも酵素が活性化されてくるのですね。

髪の毛を増やすには

潜在酵素だけではなく、外からも酵素が活性化する体外酵素を摂ることも必要になります。
酵素のある食べ物や酵素ドリンク、そしてヒト幹細胞培養液などを使い、髪の毛や頭皮の健康を促していきます。

足すと体も活性化するもの

どんなものから酵素を摂ればよいのでしょうか。

酵素を取り入れること

生食がない食生活は食物酵素を生かしきれません。48度以上に熱すると食物中の酵素は失活します。
先の鶴見先生は、生食6対加熱食4か5対5ベストだと思われているそうです。また、野菜果物が80%だとしたら、残り20%は肉や魚など他の食材が必要だと書かれていました。
他にも体外酵素を補う「酵素ドリンク」は、年齢がいくほど少なくなる潜在酵素を余計に使わずに酵素を補えるものです。
また頭皮などへ、ヒト幹細胞培養液のグロースファクター(成長因子)は、細胞の不活性を活性化することができるものです。

体内酵素をできるだけ使わない

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ライフスタイルの中でできるだけ潜在酵素を使わないようにしましょう。
それには、まず「過食」をやめ、リズムある時間をつくることが大切です。
朝は排泄の時間ともいわれ、酵素の活動も不活発です。ただ排泄に必要な代謝酵素は働いているそうです。
そんなときに、固いものや煮たものなど消化に時間のかかるものを食べたりすると、消化酵素を大量に消費するのです。
また食べてすぐ寝るのも、眠りの時には休息する消化酵素が活動し続けなくてはなりません。
そんな中では、消化活動は非常に弱くて、きちんと消化されず、栄養分も分解できないまま、消化管も休まりません。
そして消化不良を起こすのですが、この「消化不良」ということがさまざまな疾患へともつながるのです。

DNAを活性化して酵素を出そう!

ではどうやって消化から代謝活動へとバランスを移行すればいいのでしょうか。
それにはまず、少食にして病気の時はたべないことで、消化不良のリスクを減らして代謝酵素の活動をあげるということです。
食事は野菜サラダからはじめるのも消化が速く酵素も多く、あとから入るであろう動物性食品の消化に効果的に働いてくれるそうです。
また「すりおろし」には、食物の細胞膜が破れて中に閉じ込められていた酵素が出て、酵素量は2~3倍になるのだそうです。
水がなければ働けない酵素に良質な水を飲むこと
良く嚙むこと良く眠ること
そして体外酵素を補いながら、体も活性化していきましょう。

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プロフィール:カテリーナ

動く体で元気に年を重ねる、
エイジングケアを日ごろから実践。
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エステティシャン・ボディワーカー・エイジング美容研究家



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