20Feb
酵素を日常の食事で補うことで、代謝酵素を上手く活用できます。
そのために、どんな方法で摂ればいいのか、鶴見先生の書籍より抜粋してみます。
①ジュースで摂る
酵素を摂るのに生食を実践するには、ジュースが一番です。
生の野菜や果物のジュースには、酵素、抗酸化物質、ファイトケミカル、ビタミン、ミネラル、オメガ3系脂肪酸、糖(炭水化物)、その他体の機能を活発にさせる様々な栄養素がふんだんに含まれています。
しかし、しぼりたてでなければ、これらの栄養素効果は期待できません。
さらにジューサーの選択も重要です。
高速ジューサーでは摩擦熱(まさつねつ)がかかり、ジュースが酸化します。摩擦熱の少ない低速ジューサーで作ることをおすすめします。
飲み方にも注意が必要です。1、胃がからの時に飲むこと
2、嚙むようにのむこと
3、食物繊維も一緒に摂ること 絞りかすもジュースと一緒に混ぜながらなどで摂ってください あるいはしぼりかすにドレッシングをかけて食べます
4、果物だけでなく、野菜も混ぜること 血糖値の急激な上昇を防ぎます
酵素の謎より
②すりおろす
野菜や果物はもともと酵素が豊富ですが、すりおろすと食物繊維の膜が破れ、中に閉じ込められていた酵素も、膜の外にある酵素も摂れます。
酵素量は2~3倍以上になるそうです。
また消化もスムーズになり、消化酵素の無駄遣いをしません。
酵素は皮に多く含まれています。 無農薬化低農薬の新鮮な野菜果物を選びましょう。
すりおろしに向いているのは、りんご、大根、ほかには山芋、ニンジン、ショウガ、セロリ、カブ、ニンニク、レンコン、玉ねぎなどがお勧めだそうです。
脂っこいものの後は、キュウリのすりおろしがいいそうです。
おろし金は、金属製が酵素が活性化しやすいそうです。
③発酵食品
日本でいう味噌、醤油、酢、漬物など。
また納豆は、納豆菌がつくるナットウキナーゼのねばねば成分で、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓を溶かす力があります。
納豆を食べるコツは、そのねばねばをよく混ぜて強めることで、酵素を上手くとれるのだそうです。
またリゾチームという、病原体溶解酵素が含まれていることがわかってきたそうです。
他にはキムチ、チーズやヨーグルトなど。
ヘングステンベルク ザワークラウト 720mlなども植物性乳酸菌による発酵食品です。
④良く嚙んでゆっくり食べる
いくら栄養価のあるものを食べても、その栄養をどれだけ摂取できるかよりも、体がどれだけその栄養を消化・吸収しているか、どれだけ利用出来ているかの方が大切なのです。
「人は消化したもので生きている」のだそうです。
また食物から栄養を効率よく引き出すには、「良く嚙む」ことが一番ですね。
食物を細かくすることで、胃腸の負担も軽くなることはモチロン、ゆっくり良く嚙むと唾液の消化酵素がたくさん出ます。
現代人は総じて早食いだそうです。
一回の食事の咀嚼回数と食事時間を調べた報告によれば、戦前は1420回、約22分 に対し、
現代は620回、約11分 になるそうです。
別の研究報告では、早食いの人ほど肥満傾向にある、というのも有名な話ですね。
消化不良は一番の体調不良を起こす原因です。
これは私も経験済みでよくわかるお話ですね。
⑤良質な水を飲む
酵素は水がなければ働けません。
水の存在は、酵素が活動する最低条件です。
酵素を効率よく働かせるための水とは、PHが7.4から7.5の弱アルカリ性であること。
有害物質が検出されず、無色透明で、ミネラルが存在し酵素が多く溶け込んでいるもの、です。
世界の長寿村にはそんな「命の水」と呼ばれる水源が存在しています。
日本では、山梨県棡原(ゆずりはら)地区などです。
長寿村の特徴は、やはりおいしくてきれいな水が豊富なんですね。
都会では水道水にふくまれる塩素を取り除く工夫をする、浄水器を使うなど「良いお水」を取り入れることがとても大切です。
東洋医学からみる
さて生食での酵素を摂取することで、自身の消化酵素を温存しながら代謝酵素を取り入れてより元気に動ける身体づくりをしたいものです。
ただ、陰陽という観点でいうと、生食は体を冷やし温めたものからは体を温めるという作用があります。
冷えている体質の人が、生野菜をいっぱい食べると冷えを増長してしまいますね。
何でも適度に取り入れることが大切かと思います。
発酵食品も質の良いものを選ぶことも大事です。
何年と寝かされた梅干しなどは、塩分も変化して薬のような役割をするともいわれます。
龍神梅 三年梅干 150g
体の中で酵素がうまく働いてくれるような流れを作りたいですね。