9Jan
美肌に無農薬や自然栽培野菜がいいその理由とは。
農薬を使用している野菜と有機栽培オーガニックや無農薬との違い、美肌や健康にどれがよいのかを考えます。
この記事を書こうと思ったのは、スーパーで産直野菜を見つけてから。
不揃い・・・って、ふつうはこうでしょ?と思ったのがきっかけです。
以前作ったミニトマトも、ピーマンもこんな感じだったからです。
これは収穫前には「農薬をやめて」の減農薬栽培でした。
皮がしっかりして美味しかったんです。
が、しかし、
自然栽培のミニトマトは、左右対称で粒が揃(そろ)うんですって!
後にそうなんだ~と思えましたが、とにかく書いてみたいと思いました。
農薬大国ニッポン
日本はものすごく農薬を使っている国なんだ・・・とご存知でしたか?
http://www.jcpa.or.jp/qa/a6_06.html 農薬工業会
アメリカと比べると7倍、世界では第三位・・・・・?
高温多湿で虫が大量発生する、等々の理由もありますがそれでも多いかなと思います。
スーパーに行けば、同じような大きさの野菜が並べられてありますね。
あれも不自然と言えば不自然です・・・。
りんごの木村さん・・・と言えばご存知の方も多いのではないでしょうか?
「奇跡のりんご」などの著者
りんごはとくに農薬なしには栽培できにくいと言われて、ものすごい農薬を使用していた過去も書かれています。
「雪のように農薬をかけて」栽培したリンゴを、農薬を減らして完全無農薬にしようと思われました。
まず、年間13回にわけて散布していた農薬を、6回に。
リンゴは例年どおり出来たそうです。
減農薬二年目は、年6回散布を3回に。
それでも病気や害虫が少し発生した程度で、農薬でつくるといわれたリンゴ栽培の常識は何だったのかというほど、好結果でした。
ところが、農薬を0にしたところ、想像以上のことが起きました。
春を過ぎたころから虫が大量発生し、あっけにとられるほどあっさり病気にやられたそうです。
そこから、木村さんの試行錯誤の取り組みがあり、すごく苦労をされて現在の無農薬栽培へと行きつかれるのですが・・・。
とにかく、その時に同じく無農薬で栽培していた畑の作物は、順調に育ちたわわに実っていたそうです。
りんごだけが、そうはいかなかったのでした。
百姓が地球を救う
文中で農薬の使用量を書かれていますが、こんだけ・・・使えば土や生態系はどうなるの? と思う量です。
私は貸農園で畑をしていた時に、農業されている方から「ほぼ農薬は使われているよ」と聞いていたのですが。
果物農家さんだけではなく、野菜やコメも・・・軒並み農薬たっぷりが多いのではないでしょうか。
農薬と肌とアレルギー
農薬を使用されている農家さんは、ものすごい防護をして散布します。
直接肌にかかれば、炎症を起こすからです。
リンゴの木村さんも、まいた後はお風呂に入った後ヒリヒリして痛くてタオルでこすることもできなかったとか。
奥様はもっと弱い肌質で、寝込まれたりしてとてもかわいそうだったと書かれています。
農薬はまいた後も、葉や芯にも残るそうです。
私は畑をしていましたが、農薬を使ったことはありませんでした。
同じように無農薬でしている方々は、市販のキャベツなどの芯は食べないと言われて・・・そうなんだと納得したのでした。
通常は皮や芯に栄養が溜まるので、捨てずに使いなさいと昔は言われていました・・・。
そこに溜まるものを考えると、やはり捨てるようになりました。
あと、皮などは洗浄パウダー(水とで漬けておくと不要なものが出る)なども使いました。
キュウリなども、漬けておくと汚れたお水になります。
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これを食べているんだと思うと、さすがにぞっとします。
表面の肌もそうなのですが、腸や臓器にも溜まりますし、アレルギーの引き金になることもあるようです。
虫にとって劇薬なら、人体にとってもダメージはあると思います。
そういうものを、知っていても知らずでも、毎日のように食しているのが日本人なのです。
そして、そんな環境から農作物の栄養価はすごく落ちています。
昔はほうれん草でも栄養があったものが、今はビタミンやミネラルなどが低いのです。
美肌にとっては、良くない環境と言わざるを得ません。
有機栽培と無農薬栽培
有機栽培と無農薬栽培という分け方はご存知の方も多いと思います。
この有機栽培にもいろいろあり、無農薬栽培にも様々な方法があり、自然栽培(手をかけない)にもまたやり方がそれぞれあるようです。
何が優れていて、体や環境のためになるのか一言では言えない状況です。
必要なのは、土の環境が良いこと、作物を育てるのは微生物なので、よいバクテリアが育って土に栄養を与えてくれること、が一番なのだと思います。
有機栽培でも未成熟のたい肥などを使用したり、指定の農薬なども使いながらのものは、栄養的にどうなのでしょうか?
硝酸態窒素問題もあります。
(硝酸態窒素は大量に摂取すると、体内でどのように変化するのかはまだわかっていないものの、病気を招く恐れがあるとされています。)
先の百姓が地球を救う
よりの巻末に、実験で一般栽培 有機栽培 自然栽培 のうち、枝豆を15日間放置しておくと、一般栽培はところどころ黒くなり、有機栽培は黒くなってカビ(白いもの)が生えていて、自然栽培はほぼ変わらずという写真があります。
自然栽培の粒のそろったミニトマトの写真も!
葉物は自然栽培ほどうすい緑色です。濃い緑よりは薄い方を選ぶのが無難ではないでしょうか。
自然農は作物を自然のままのばしてあげるのですが、放置とは違いますね。
人が見守り手をかけることもあるのです。
無農薬栽培は、何がしか違うものを使うこともあるのです。
農薬の代わりに微生物醗酵液など、自然のものを完熟醗酵促進させて使います。
農園の作業から見えたもの
貸農園で数年間、畑作業をしましたが、土を作るのが大変でした。
周りの方は無農薬といえど、石灰をまいたり動物性のたい肥なども少し入れて調整されたりしておられました。
私は頑固に(笑)植物性のたい肥と醗酵液などを入れながら、土を作っていました。
それでも、未成熟なのだったと今でも思います。
虫がつくのです。あ、つかないのもありますが。
りんごの木村さんの本には、一年くらいの発酵たい肥ではまだ未成熟なんだと書かれていました。
私もそうだったんだろうと考えています。
一番成功するのは、「京たい肥」という枯れ葉等を発酵成熟させたたい肥でした。
これをたくさん入れて、畝をちゃんと高くしている方々は、上手く収穫されていたようでした。
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私はどちらかというと、自然栽培を目指したかったのかもしれません。
トマトは高温多湿の日本では露地栽培が難しいのか、青枯れ病になったりしていました。
これはその辺りにウィルスがいて、深いところに根が行くと移ってしまうのです。
大きくなった矢先に、葉が青いまましおれていくという、恐ろしい光景が・・・(苦笑)。
でも、この青枯れにならなかった苗がありました。
忘れもしません。それは、植えて「野放し」していたもの。
トマトは剪定しながらわき目をとってあげないと、いっぱい出来てしまって「暴れて」倒れるのです。
でも、これをそのままにして見守っていました。
自然の力に任せようと・・・・。
そうしたら、なんと沢山実をつけ始めたのです。
その時に、倒れないように竹などで支えてあげました。
そして、沢山の美味しいトマトを実らせてくれたんです♪
イメージ写真
で、農薬・・・は一切使用せずで、一般に売られているトマトとは全然違う「濃厚な味」を味わえました。
これは、栄養価としてもかなり違うんだと思います。
日本は高温多湿で虫が多い・・・にせよ、どうしてあまりにも沢山の農薬を使わなければいけないのか、自然に咲いて実るものをもっと自然に世話できないものか・・・という疑問が常にあります。
美肌づくりには自然栽培
農薬の直の害もなのですが、土の環境がいいと栄養価がすごく違います。
現在はサプリなんかでビタミンミネラルを補充しがちですが、いい野菜や食べ物を普通に食べるだけで、本当は必要なものが与えられるんだと思います。
土が痩せて、その上にまだ農薬を散布しながら、F1種という一代限りの種をまいて・・・。
その野菜はビタミンなども乏しく・・・というのが今主流になっていますね。
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美味しい野菜・まとめ
美肌や健康にいいのは、栄養がたっぷりの美味しい野菜です。
いまは自然農法にこだわる人や産直で安全な野菜なども多くなって、人の意識もそちらに向いていっていますね。
美肌や健康にこだわるのであれば、食べるビタミンミネラルとして取り入れたいものです。
少し値段がはるのは、メニューの工夫で改善しながらいけますし。
量も栄養がスカスカのものより、少量あれば足りると思います。
白菜などでも、繊維の質が全然違うのですよ。
だから茹でたときに、一般に出回る市販の白菜はすぐにしんなりして、絞ると少ししか量がありません。
しっかり栄養を含んだ白菜は、絞ってもカサはそんなに減ることがありません。
歯ごたえも、うま味甘味なんかも違います。
一番いいのは、体感して「食べてみる」ことなのかもしれませんね。
機会があれば、ぜひ新鮮な無農薬野菜などを試されるのはおすすめです。
体が喜ぶ感覚・・・また味わいたいですね♪