7May
洗った後の髪
お湯であれ、シャンプー剤であれ、洗った後の髪の毛をそのままにすると・・・。
美容師さんからもお聞きしたことがあります。
洗った後の髪の毛はそのままにしないほうがいいと。
まず洗髪した髪の毛は、水を吸収して膨張しています。
髪の毛は浸透性が高いのです。
しっかり乾かす
この水分を吸収した髪は、乾いた髪と比べると髪の毛をとかす時に摩擦がかかりやすくなります。
そしてダメージも受けやすく、抜け毛や切れ毛の原因になるのです。
また濡れている状態は雑菌の繁殖しやすい環境になります。
このような環境だと雑菌が増えて、皮脂を餌に増加しやすいのです。
不要な皮脂ならそれでいいかも、と思いがちですが、身体は皮脂が減ると自己を防衛するためによけいに皮脂分泌を促します。
そのために過剰に皮脂が出来てしまうのです。
この皮脂過剰こそ、薄毛の原因のひとつですね。
しっかりと乾かすことが大事です。
眠る前などに入浴すると、特にですがじゃまくさくなったり、眠くてそのままベッドへ・・・ということになりがちです。
その習慣を見直してみることも薄毛対策には必要です。
タオルドライの後は、ドライヤーで乾かすことです。
ドライヤーの熱と温度がカギ
ドライヤーで乾かすこと、しっかりと乾かすことが大切なのですが、ここでの問題は「ドライヤーの温度」です。
高温で直接乾かすのは、髪の毛にとってよくありません。
艶髪のもとの髪のキューティクルにダメージを与えてしまうのです。
通常の高温ドライヤーを使用するときには、なるべく距離を離して髪にあてるようにしてくださいね。
シャンプーが高級アルコールなど強い界面活性剤入りだと、洗髪と乾かすことで二重にダメージを与えかねないですから。
キューティクルとは、毛少皮のこと。
髪の毛一本は、表皮の外側に出ている「毛幹」と皮膚の中に隠れている「毛根」に分かれます。
つまり見えている部分の毛は三層構造になっています。
その外側が「毛少皮」すなわちキューティクルと呼ばれるウロコ状のもので、タケノコの皮のような形をしてるんです。
※真ん中が毛髄質(メディユラ)、それを囲むのが毛皮質(コルテックス)、そしてその周りを毛少皮(キューティクル)が囲みます。
その機能は毛の内部から栄養が失われないように、汚れをつきににくくしたり、といった毛を守る働きをしてくれています。
大事に守られている髪の毛は、艶々しててきれいですよね~!
このキューティクルを壊してしまうのが、まず高温ドライヤーなんですよ。
ドライヤーの熱や当て方には注意が必要なんです。
今は色々なドライヤーも出ているようですが、低温なのにすぐ乾き、髪を育てる光線を出しているのが「復元ドライヤー」です。
ドライヤー選びもほんとに大事ですね。
育毛するドライヤーでキューティクルを守る