19Aug
頭痛、めまい、イラつきのあるとき
まず頭皮を触ることから始めてみる
頭痛やめまいといったものは、やはりどこか筋肉や筋膜の緊張を伴います。
私の場合は、朝起きてからめまいがしていたことが過去数回ありました。
それでもほぼその日のうちに治った記憶があります。
それは、ボディワークをしてもらったから・・・でした。
ボディワークって何?と聞かれたら、身体を癒しながらその無意識層にも働いて、癒えるようになるワーク、とでもいうのでしょうか。
私の場合は「トレガ―アプローチ」というアメリカからのワーク(身体への働きかけ)でした。
それは、ゆるゆると揺らしたり、心地よい方向へと動かされて、一番楽だった素の状態を思い出していく、脳へ再教育するワークです。
昔子供のころに、一番楽に動かせたりした感覚を思い出して、もう一度それを再現できるようにするのです。
動く可動域も広がりますし、縮こまっていた関節も広がる動きになります。
「めまい」にそれが功を奏したのは、「めまい」自体がコリからくる筋肉筋膜の緊張だったからです。
その日のうちに・・・というのは、何か不思議なことに、そのトレガ―アプローチを受けたり実習する日だったからです。
つまり練習会の日や前日に「めまい」がしたりしたので、上手いタイミングで受けられました。
そして、毎回すっと治りました。
だから私の場合は、このアプローチをかなりセルフケアでも取り入れています。
要は「心地よい場所を探し」そこが、身体にとって「今の瞬間」最適な姿勢だからです。
その最適な姿勢を、随時脳へ再教育していくと、かなり身体はリラックスして楽になります。
頭痛でも、イラつきなどの感情の高ぶりでも同じで、ゆっくりと身体を感じたときはそこへ意識が向くので、筋緊張もほぐれて良くなっていきます。
呼吸もゆっくりになるので、段々と「ま、いいかな」と思えるようにもなります。
頭痛、めまい、イラつきなどは、まず頭皮をやさしく触りながら全体をゆるくマッサージして、首肩へと移ってみてください。
とりわけ首、肩はかなりの確率で凝り固まっています。
また、臀部や足なども度合いにより緊張で歪みもあるでしょう。
私の「めまい」も実は臀部や骨盤の歪みなどで、家の土台の歪みから建物が歪むように、頭皮や首のコリと共になってしまったんでした。
頭から癒す5つのコツ
①頭頂部から
頭頂部は動かない、弾力がないとなると、血流が滞って感情も感じにくくなってきます。
やがてはイライラして、行動と気力が伴わないことも。
ここは優しく触れてみてください。
鍬での手をしながら、てっぺんを側頭に向けてゆっくりおろしていく。
耳の後ろを通り、鎖骨のリンパに流します。
4指(親指以外)の腹でグリグリトと円を描くように、まんべんなく指圧する。
特に「百会(ひゃくえ)」は脳を活性化するので、てっぺんのくぼみ付近も丁寧に。
②顔の生え際
両手4指(親指以外)の腹で生え際を押さえます。
おでこやまゆげ、眼輪筋辺りは目を使うとコリます。
また首の後ろ共連動しているので、パソコンなど同じ姿勢をするときには、両方セットで押さえます。
物が良く見えるようになります。
③前頭部
おでこ、目の周り。
ストレスを受けた脳は嗅覚も不調になります。
このあたりも疲労物質が蓄積しやすい場所です。
目の周りはこめかみに流し、次の側頭へ移ります。
④側頭部
目眉の横から頭皮へ。
耳の周りを通り、耳下腺へ流します。
指先を押さえてもいいし、五指の腹を使って、ゆっくり押しながらしてもいい。
⑤後頭部から首
後頭部のコリは先の視覚を酷使する場合に起こりやすいです。
前頭や目の周りとセットでします。
頭痛や肩こりが影響しています。
両手五指の腹で全体的にもみながら、首筋に流し鎖骨リンパへと降りていきます。
首の筋肉は後ろと横ともに、凝りやすく縮こまりやすいのです。
ここからむくみが起こり、輪郭がぼやけてきます。
ゆっくりと押したりながしながら、耳下腺も通ります。
身体と心と感情と仲良くなる
肉体の疲労も蓄積すると感情にまで作用しますし、感情から肉体に影響があるのも誰もが体験されていると思います。
心とは無意識の意識で、生まれて受け入れた思考が土台になることも多いのです。
思考自体に良い悪いはなくて、方向性が生まれるだけなのですが、そこに感情が付随してくるのでやっかいです。
そんなときは、まず無意識の支配にある身体(肉体)の感覚を感じてみることです。
感情が湧いてきたら、それも受け取り感じてみる。
辛い、しんどい、うれしい、楽しい、悲しい、怒り・・・。
これも心の指圧でケアですね。
感じたら消えていくのも感情です。
そして身体と仲良くなり、心を元気にすると健康になってくるのだと思います。
頭皮や頭周りはこのように髪の毛だけではなく、身体全体や感情まで一緒にケアするといいですね。