23Oct
弱酸性シャンプー
PHは7を中性にして0から6が酸性(Oに近いほど強酸性)、8から14がアルカリ性(14に近いほど強アルカリ性)になります。
弱酸性がいいというのは、人の肌が弱酸性だから親和性があるためです。
人の肌には常在菌が存在していて、肌を弱酸性に保つ働きをしてくれています。
強酸性のものや、アルカリ性のものは刺激になってしまうのです。
頭皮への刺激も同じで、刺激が少なくお肌によいのですが、洗浄力が弱いのが特徴です。
ただ余分に皮脂などをとり過ぎず、必要な汚れを洗浄できます。
材質を選ぶには
弱酸性シャンプーも材質により様々ですが、大きく分けると、
高級アルコール系(石油系界面活性剤)とアミノ酸系(アミノ酸系界面活性剤)に分かれます。
界面活性の分類についてはこちらに詳しいです https://nikibi.koenji.clinic/archives/1588
ところが高級アルコール系シャンプーと呼ばれる石油系界面活性剤入りのものは、弱酸性の特徴が生かされず必要な皮脂までとってしまいます。
また石油系界面活性剤の特性として、皮膚に浸透し肌バリアを奪いながら(タンパク質を溶かす)「乾燥」「敏感」などへと傾きやすいのです。
人肌によい弱酸性シャンプーを選ぶのであれば、アミノ酸系のものが適していますね。
弱アルカリ性石鹸シャンプー
アルカリ性というのは、汚れなどが酸性なので、汚れを落とす作用は弱酸性よりもあります。
石鹸自体は洗浄力に優れていて、自然への生分解作用も高いのですが、頭皮や髪の毛には弱アルカリの作用でお肌がつっぱったり刺激もあります。
石鹸シャンプーを使う場合は、皮脂などが多い、きれいに洗浄したい場合などに適していますね。
ハーブなど入っている成分について
化粧品を手作りするとよくわかりますが、入れるもので美容や香りに特化したものが出来上がります。
ところがシャンプーの場合、洗い流すことになるのでどれだけその成分が浸透したり残ったりするのかは疑問です。
アロマなど香り成分は気分を抑揚させてくれて、リラックスやリフレッシュする効果が高いものです。
シャンプーがいい匂いだと気持ちまでもワクワクします。
例えばメントール類は鎮静や細胞活性化する効果、清涼感を感じて肌引き締めなどもありスッキリとした体感がありますね。
入っている成分と浸透することとは別ですから、泡立ててそのまま数分~というやり方もあるようです。
またクレイなどのように汚れを吸着するもの、炭酸のように血流を促進していくものなど多種あります。
体と気持ちとシャンプーと
何が一番いいのか・・・はその人によります。
材質を選ぶのであれば、アミノ酸系で自然由来の界面活性剤を使い皮膚に残らず常在菌をも活かしてくれるもの。
角質層のバリアを破壊しないで、皮膚の中や血管まで浸透しないもの。
入っている成分は、目的用途別に分けて考える。
体にとっていいことは髪の毛にもいいです。
石鹸を好きな人、アロマが入っているものを選びたい人、炭酸で艶髪になりたいひとなど、ワクワクする気持ちでシャンプータイムを持ってみてくださいね。
私はアミノ酸系の炭酸シャンプーも使いますし、アロマ入りも使って楽しみます。
後は充分すすいで~などの使い方と、頭皮へのケアも大切です。
一日の疲れを癒すシャンプータイムに~と思えば、一つリラクゼーションタイムが増えますね。