アンチエイジング美容

肥満すると薄毛になりやすい理由

髪の毛のトラブルが身体そして肥満することとどう関係しているのか、を考えます。

体脂肪が増加すると

薄毛や抜け毛の一番の理由は「血行不良」です。
毛根細胞は頭皮から栄養をもらい、老廃物を排出することで健全に活動しています。
ところが、血行が悪くなるとそうした育毛活動が健全には行われません。

血行不良は血液の成分の不具合や何らかの外的要因で、血液が流れにくくなった状態です。
血液成分に関しては、その原因となるのが「中性脂肪」と「コレステロール」です。

コレステロールにも善玉・悪玉があると言われていて、血管の内膜に入り、酸化を受けてしまうのがLDLコレステロールです。
これが血管の内側に沈着していくので血管内膜が厚くなって柔軟性が奪われ、血行が悪くなってしまいます。

中性脂肪が血液中に増えると、このLDLコレステロールが増加します(逆に善玉HDLコレステロールは減少)。
肥満は体脂肪すなわち中性脂肪が多い状態ですので、血行不良で頭皮への影響もあるのだということなんです。

そもそも体脂肪ってどうつくの?

三大栄養素である、炭水化物・たんぱく質・脂肪は、余分に摂取した分は体脂肪となりますね。
炭水化物はブドウ糖からグリコーゲンへつくりかえられますが、この貯蔵したグリコーゲンが過剰になると肝臓は糖を脂肪として貯蔵しようとするのだそうです。
たんぱく質もアミノ酸に分解され、また必要個所でタンパク質につくり変えられるのですが、必要以上にあるときは脂肪やグリコーゲンに変わるそうです。
脂肪も同様です。

体脂肪には中性脂肪・脂肪酸・コレステロール・リン脂質など四つあります。
その90%は中性脂肪。

三大栄養素を摂りすぎると、どれも皮下脂肪か内臓脂肪になってしまうんです。

薄毛の原因は白血球!

白血球の一種マクロファージは、体内に侵入した外敵や異物を食べてくれますが、LDLコレステロールを呼び寄せる働きもするのです。
マクロファージは酸化したLDLコレステロールを異物として捕食するからなんですね~。
そして自身が脂肪過多の変性マクロファージとなって、血管の内壁に蓄積されていってしまうんです。
このような血管内膜には、この変性マクロファージの死骸やコレステロールなどでプラークという血管のコブができ、血管は狭まり、硬くもろくなって「血行不良」になります。
動脈硬化もこの流れなんですね。
すなわち、頑張ってくれる白血球自体が血流を妨げてしまうようになります。

肥満しないで薄毛の解消

さてそのような血管の不具合を防いでくれるのが、「アディポネクチン」という生理活性ホルモンだそうです。
アディポネクチンは内臓脂肪細胞から分泌されるんです。
水素育毛革命  より
マクロファージの働きを抑制してくれたり、血管壁を修復してくれます。
また体内酵素活性化させて、脂肪代謝を促進、中性脂肪を減少させてくれるような働きがあるんです。

アディポネクチンは内臓脂肪から分泌されますが、内臓脂肪が増えると分泌量が減ってしまうんです。
やはり「肥満」になると悪循環ですね。

肥満しないで、このアディポネクチンの分泌を助けて頭皮への血流を良くして、薄毛などを予防、解消していきましょう。
頭髪の悩みは、身体全体の要因を健康に戻すこと・・・で改善します。

まずは良く嚙んで食べたり、の出来ることから始めて、流れの良いからだになる心地よさを感じてみるのも一つですね。

女性の薄毛とホルモンの関係

もご参考に♪

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