髪の毛が生えるメカニズムで大切なのが「細胞成長因子」です。
毛周期(毛の生え変わる周期)に関する成長因子が発見されて、応用されています。
細胞成長因子とは
毛の生えるメカニズムで、一番重要な役割を果たすのが「細胞成長因子」です。
細胞成長因子とは、特定の細胞の分化や増殖を促進させたり、後退させたりする「内因性のタンパク質」の総称です。
近年次々と発見されている「毛周期」に関する成長因子があり、その中でも育毛に必要な成長因子と、そうでない逆の成長因子があるのです。
この成長因子を取り入れて「育毛・髪育」していくことで、今まではできなかった早期で育毛していくことが可能になるのですね。
最も重要なKGF
育毛に関する成長因子の中でも、ケラチナサイト成長因子と呼ばれる「KGF]が最も重要視されているようです。
これは毛周期の成長期を促進し、毛母細胞を直接刺激して分化・増殖させて、毛幹を太くします。
毛幹とは、頭皮上に出ている部分、すなわち髪の毛のことです。
毛髪は根っこの毛根が皮下にあり、その毛根を包んでいるのが「毛包」、毛根の根元にあるのが「毛球」です。
何だかチューリップの球根を思い出しますね~^^
このKGFは繊維芽細胞成長因子と呼ばれて、毛周期の成長期を促進して、毛包の細胞を分化・増殖させて、毛幹を太くします。
他にも
IGF-1(インスリン様成長因子) 毛包の細胞増殖、毛周期における成長期の促進
育毛にマイナスな成長因子
さて、良いことでの成長因子なのですが、逆に髪の成長にマイナスな成長因子もあるのです。
それが TGF-β1 TGF-β2と呼ばれるもの。
TGF-β1(トランスフォーミング成長因子‐β1) 成長期から退行期に移行する現象を促す
TGF-β2(トランスフォーミング成長因子‐β2) 成長期から退行期に移行する現象を促す
近年の治療や育毛剤でもこれらの成長因子が取り除かれているようです。
専門医が徹底解説! 女性の薄毛解消読本を参考にさせていただきました。
栄養を満たすと生える
成長因子(グロースファクター)ってすごいですね!
食べ物やサプリなどから栄養を得て髪育することも大事ですが、成長因子を直接取り入れることで髪の毛を生やすということができるようになったのです。
成長ホルモンが作用するための、髪の健康な成長に対しての命令を出す部分だと言われているそうです。
再生医療からの再生美容とは、自分の中で栄養を作ることのできる基礎力を強化する・・・ということなのです。
外から与えられる従来の美容とは違ってきますが、それらも大事ですね。
結局皮脂などの汚れを取り除いて、育毛環境を最適にして、様々な栄養を与えることで頭皮や毛根は活性化してくるのだと思います。
IGF-1については、こちらにも書いています♪
☆ 育毛する成長因子IGF-1を増やす和食
☆ヒト幹細胞培養液の育毛物質IGF-1
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